単体だと格好悪いけど音楽の中に入った途端に格好良くなる旋律の存在
いわゆる、裏メロとか、対旋律なんて聞いた事があるかもしれないし、中にはそれについてよく知っている人も居ると思います。
僕の作曲に興味を持つ原点は、この対旋律にあります。
小学生の頃、まだ楽譜も読めず、リコーダーでチャンバラをしていたそんな頃、ある日母が中学生の頃、吹奏楽のコンクールで演奏したと言う課題曲なるもののCDを買ってきました。
その中のサンライズマーチを聴いていた時に、テナーサックスの音域の旋律線が気になって、「これだけだとめちゃくちゃダサいのに曲に入ってると格好良い。面白い。」っと親に言ったことがありました。
(ちなみに参考演奏版は譜面の修正前らしく、BbのところでBbM7がなっている箇所があるのでこちらの演奏)
それを対旋律だと知り、旋律以外に旋律があって、それが絡むと格好良い、それを自分もやってみたいっと思ったのが原点でした。
ところがそう言う物を面白く書こうとすると、和声学か、コード理論かではなく、調性とスケールを交えて俯瞰的に作品を見ていく感覚が必要になっていきます。
過程で学習した理論などのある制限の中で何かをしようとすると頭を捻ります。
これがとても勉強になるんですよね。
オススメはコードから入れば良いと思いますが、コード表記にない物もあるので、異名同音の問題を解決しようとすると和声学が必要になってきます。
次回からは異名同音について書いていきたいと思います。